NEWS 2020/04/29
BALLOND’ORのニューアルバム『R.I.P. CREAM』が最高だ。バンドとして本来的に持ち合わせていたジャンキーな音楽性を進化させ、衝動的でサイケデリックでドラマティックでノイジーなロックソングの数々が並ぶ。だが、各曲が喧嘩し合うことは一切なく、音楽愛や人生観をストレートかつピュアに表現するメロディと言葉によって、BALLOND’ORの軸がしっかりと通底した作品に仕上がっている。 自身の光も闇も素直に音楽に反映させているからこそ、人生と深く向き合えば向き合うほど、優れた言葉とメロディを紡ぎ出していくーーそれがMJMというソングライターだ。そして『Blue Liberation』『BLOOD BERRY FIELDS』(2018年)という2枚のミニアルバムを経て、演奏やアレンジの幅がますます広がったことで、『R.I.P. CREAM』はこれほどまでに胸を打つ作品となったのだ。BALLOND’ORが最初の理想形を迎えたと言ってもいい渾身の最新作について、オリジナルメンバーのMJM、NIKEの2人に話を聞いた。(編集部) 2020.0.4.29 発売 / BALLOND’OR 「R.I.P. CREAM」(album trailer) 「2020年の自分が好きなものを全部鳴らしたい」 ーーBALLOND’ORの個性を生かして、ロックやパンクを軸にしながらさらに音楽性を広げた素晴らしい作品だと感じました。サウンドの幅が広がったことで、逆に内なるピュアな想いが浮き上がってきた作品にも感じられましたが、完成してみてどんな感触ですか。 NIKE(Gt):そもそも僕はMJMの作るメロディや歌詞が好きだったんですね。だから結成当初から、それを活かした音楽をやりたいってことは頭の片隅でずっと思っていて。最初の頃は、打ち込み...
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