NEWS 2020/05/22
新型コロナウイルスの影響を受け、STAY HOMEが叫ばれる中、ライブは続々と中止や延期を余儀なくされている。バンド主催の大型フェスも例外ではなく、SiMの『DEAD POP FESTiVAL 2020』、10-FEETの『京都大作戦2020~それぞれの一番 目指しな祭~』が中止となり、ライブキッズにとって辛い日々が続いている。現在は様々なアーティストが過去のライブ映像作品をYouTube上に無料公開(期間限定)している状況であり、ここでは厳選した映像と共に、改めて“ライブハウスの魅力”を掘り下げていきたい。 まずSiMは2ndライブDVD『10 YEARS』を公開している。これは彼らの3rdアルバム『PANDORA』に伴う『PANDORA TOUR 2013-2014』のツアーファイナル(2014年1月25日、新木場STUDIO COAST)の模様を収録したもの。このファイナル公演は初日がワンマンライブ、2日目が『DEAD POP FESTiVAL 2014』と2デイズ(トータル6千人動員)で行われ、ここではワンマン公演の映像を観ることができる。表題通り、結成10周年の節目を飾るライブであり、『PANDORA』という作品自体もラウドロックの範疇に収まらないメロディアスなアプローチに磨きをかけた飛躍作だった。「BRAiN」ではSHOW-HATEがキーボードを弾いたり、「Rosso & Dry」においてはMAHがピアニカを吹くなど、新たなチャレンジが盛り込まれ、それらのエレメントがライブに華を添えている。ダークな攻撃力だけではなく、カラフルな色味を添加させた曲調はセットリストの流れの中でも抜群の効果を発揮。サークルモッシュやウォール・オブ・デスなど、ラウド系バンドに欠かせないお約束の盛り上がりもある一方、真摯なメッセージを伝える場面もあり、内から外から観客を刺激し...
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