LONGMANが「10/4の色んな人の日記」というコンセプトを掲げたメジャー2ndアルバム『10/4』をリリースした。TVアニメ『無職転生II 〜異世界行ったら本気だす〜』オープニングテーマとして大きく話題になった「spiral」をはじめ、アニメやドラマのタイアップ曲も複数収録された本作は、持ち味はそのままに、これまでのLONGMANにはなかった様々なトライアルが為されていることで、彼らが奏でるポップパンクの可能性を大きく広げるアルバムだ。このキャッチーで豊かなバリエーションのアルバムに至るまでには、バンドとしての並々ならぬ覚悟があったという。意識的に変化することによって手にした新たな自信について、ひらい(Gt/Vo)、さわ(Vo/Ba)、ほりほり(Dr/Cho)に語ってもらった。(編集部) 「今までやってなかったことをどんどんやっていこうというモード」(ひらい) ――『10/4』はすごくひらけた良いアルバムだと思いましたが、ひらいさんのセルフライナーノーツを拝見すると、バンドの切羽詰まった想いが綴られていて驚きました。改めて本作を作るにあたり、当時抱いていた想いから聞かせてください。 ひらい:コロナ禍でいろんな部分で、バンドとして崖っぷちやなというのをすごく感じていました。「このままじゃいけない」と思って、とにかく良いものを作って、ちゃんと届けたい。そのためには新曲しかないと思ったので、とんでもないアルバムを作ろうという並々ならぬ想いで作らせていただきました。 ――とはいえ、これまでも良い作品を作ってきていたと思います。とんでもないアルバムを作るという想いを実現するために、具体的にどういうことに挑戦したのでしょうか? ひらい ひらい:今までとは違う何かをしようと思って、コンセプトアルバムにしてみました。あと、自分的にはパンクロックというものに対して、良い意味でも悪い意味...
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