インストゥルメンタル・オルタネィティヴロック・バンド MIRRORが、 17年振りとなる2nd Album『VOICES』をリリースしました。 本作は、ゲーム『ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上』のCMテーマ曲「BOTE」を含む全10曲が収録されている。 MIRRORは、東京発のインストゥルメンタル・バンド。2007年にリリースした1st Album『On，Then，In』のクオリティー、エモーショナルなライブパフォーマンスで早耳の音楽リスナーの注目を集める。17年間の沈黙(？)を破り、2nd Album『VOICES』のリリースがメンバーのXで告知されると、約3日で10万インプレッションを超え“マジか！リリースを待っていた”というリプライが飛び交い、音楽シーンにおいて、その存在は今だ健在であることが証明された。 MIRRORのサウンドは、ひとことで言えば異彩かつ異才。優美なギターのメロディーとタイトなフレーズで展開するバンドアンサンブルで、空間を満たしていく緻密な音像が軽やかに繰り出されていく。ポストロック、ポストパンク、オルタネィティヴロックなどの影響も感じられるが、インストバンドなのにどの曲もメロディアスで“歌”（ボーカルではなく“歌”）がないのに、歌が在るように感じさせるのが、MIRRORの真骨頂だ。インプロビゼーションのような趣きを感じる演奏部分もあるが、ひとつひとつの楽器のアプローチはシンプル・イズ・ベストを突き詰めたようなスタイル。ゆえにロジックやスキルより先に、 メンバーの音楽に対する衝動や、音を鳴らす楽しさなど、サウンドにのせた感情がくっきり見えてくる。言葉はないがとても饒舌なサウンドスケープで、聴けば聴くほど、彼らが音楽を通して会話をしたがっているのがわかる。 ︎MIR...