2003年、ノルウェーのベルゲンを拠点にヴァードルナは結成された。主要人物はブラックメタル・バンド、ゴルゴロスでドラマーだったクヴィトラフンことアイナル・セルヴィク。しかし、ヴァードルナはメタル・ミュージックではない。闇の中の静寂を表現したような古楽器や、木や石など自然界で音が出せるものを中心に湧き出した壮大なアンビエント・トラッド・フォークだ。ヴァードルナの歌詞には古代北欧、ヨーロッパで使用された『ルーン文字』を使用し、『ルーン文字』に象徴される自然と人間の関係が浮かび上がり新しい生活様式のヒントが隠されている。彼らは人類が大切にすべき自らのルーツへ回帰した。 彼らの三部作『RUNALJOD - GAP VAR GINNUNGA』『RUNALJOD - YGGDRASIL』『RUNALJOD-RAGNAROK』彼らの三部作で描いた「創生」「生長」「終末」。そして今回発表された『Kvitravn』では一体何を示唆するのか?我々はこの80分に及ぶストリーミングで読み解くことになる。
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