数々の困難を乗り越えてきた人生が注目を集めているオルタナティヴ・シンガー、RØRYが、新曲「the apology i’ll never receive」でカムバック。この曲もまた、オルタナティヴ・ポップの自己分析的な作品に仕上がっている。 過去の自分自身に語りかけることは、”物事は必ず良くなる”と確信させるチャンスだ。これまでのRØRYの人生は重いものだったが、新しい日、新しい曲を重ねるごとに、太陽が雲の向こうからどんどん忍び寄ってくるような、そんな感覚をもたらしてくれる。この曲に救われるひと、共感する人の人生が救われるかもしれない。 「the apology i’ll never receive」は、RØRYが父親からの謝罪を待っていることを意味している (その理由は以前PUNKLOIDの記事でも書いている)。多くの人にとって家族は、人生のすべてであるだろう、しかしそれが引き裂かれると、あらゆる物事を受け入れるのは難しくなっていくという。この曲は、アコースティックで優しく弾かれたアンセムであり、彼らの父親の視点から書かれているのが斬新だ。そしてRØRYは、父親に言ってほしかったことをそのまま歌っている。この曲は、多くの人にとってセラピーとなり、他の人にとっては慰めとなるだろう。 RØRYはこの曲について、歌うのが難しい曲であることを正直に認めながらこのように語っている: 「父が謝ってくれるのを何年も待ち続け、認めてもらわなければ、その苦しみから立ち直れないと思った。私はそれを必死に求めてきた……結局、自分で書くことにしたんだ。それがこの曲なんだ。世の中には、自分の家族に辱められ、スケープゴートにされてきた人たちがたく...