Ken Yokoyama、約3年ぶりのアルバム『Sentimental Trash』にはロックンロールが溢れている。メロディックパンクが半分を占め、あと半分はロカビリー、ブギー、ソウル、ブルース、バラッド、レゲエなど、オールドスタイルなロックンロールの曲が占めている。最初に聴いた時は驚くかもしれない。だが、メロディックパンク世代の代表的アーティストが、その世代の音と違う、でも自分の中にあるルーツの音と向き合った結果でき上がったこの作品は、本当に、最高に楽しいアルバムだ。Ken Yokoyamaはなぜ、今こういうアルバムを作ったのか。このインタヴューではその答えとともに、もうひとつの衝撃的な出来事――地上波初出演となった『ミュージックステーション』のあのライヴで、Ken Yokoyamaは何を背負い、そしてシーンに対して今何を思っているのかを語ってくれた。

Ken Yokoyama
Ken Yokoyamaは、Hi-STANDARDの横山健(G, Vo)が、2004年2月にKen Yokoyama名義のアルバム「The Cost Of My Freedom」をリリースし、バンド活動を開始。横山健の英語名を冠にしているものの4ピースのロックバンドとしてライブを行い、以後 Ken Yokoyama をバンド名として活動をしている。