NEWS 2024/01/07
2006年に初開催され、2017年をもって一旦終了したものの、昨年2023年に奇跡の復活を果たした、国内外のパンク系アーティストが一堂に会する屋内音楽フェス『PUNKSPRING』。昨年はMy Chemical Romanceをヘッドライナーに据え、東京(幕張)と大阪で1日ずつ開催されたが、2024年は初の幕張2日間開催が実現する。しかも、初日3月16日公演のヘッドライナーは昨年の『PUNKSPRING 2023』を直前に出演キャンセルし、その後5月には解散、およびそれに伴うアルバムリリースとワールドツアー開催を発表したSUM 41。そして翌3月17日公演では、こちらもバンド解散を示唆しているNOFXがヘッドライナーを務める。どちらもここ日本で高い人気を誇るバンドだけに、両バンドにとって最後の来日になる可能性の高い『PUNKSPRING 2024』に寄せられる期待は、例年よりも大きなものがあるのではないだろうか。 SUM 41:ポップパンク+メタリックなギターで個性を確立 『PUNKSPRING 2024』初日のトリを飾るSUM 41はフロントマンのデリック・ウィブリー(Vo/Gt)を中心に、1996年にカナダで結成。時期的にはGreen Dayのメジャー1stアルバム『Dookie』(1994年)や続く『Insomniac』(1995年)、The Offspringの3rdアルバム『Smash』(1994年)などが大ヒットし、アメリカ発のパンクバンドが初めてチャート/セールス面で大成功を収めたタイミングだ(90年代初頭のNirvanaもサウンドやスタンス的にパンクバンドと捉えることができるが、その後に続くグランジムーブメントを考えると、ここではあえて切り離して考えたい)。彼らの台頭し始めた90年代半ばを境に、それまでのハードロック/ヘヴィメタルやグランジ、ラップメタル...
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