NEWS 2021/04/17
WANIMAから6thシングルとなる最新作『Chilly Chili Sauce』が到着した。先日発表されたように、これはバンド初の三部作。昨年9月、ZOZOマリンスタジアムでの無観客ライブ直後にサプライズで登場したミニアルバム『Cheddar Flavor』が第一弾で、今回の『Chilly Chili Sauce』がその続編、締めとして8月頃?(特設サイトに「0818」という予告タブとカウントダウンが公開されている)に次作が控えているという。 WANIMA 6th single「Chilly Chili Sauce」Teaser どれもこれも旨そうなタイトルだ。みんなの大好物=ライブがおあずけになって随分と経つから、ちょっとずつ旨いものにありつけるのは非常にありがたい。そして、ちょっとずつと言っても、『Cheddar~』が9曲入り、『Chilly~』が4曲入り、最後のシングルも2曲以上は用意しているだろうから、この1年で彼らは15曲以上を制作、録音していたことになる。ほとんどフルアルバムの集中力だ。それを小分けにしたのは配慮の心だろう。ライブで会えない今はこまめな生存確認を。いつか必ず会える約束ができるように。 生存確認と書いた。比喩ではない。満面の笑顔とピースサインでテレビに出ていったWANIMAは、いざ聴けば、常にギリギリの痛みを抱え、不甲斐なさや悔しさに苛まれて生きる人たちの歌を歌い続けてきた。単なる応援歌と書けば軽すぎる。シチュエーションとしては絶望に近いのだ。もうダメと心が折れる寸前。それでも生きていたいと言える自分でいられますように。文字にすると相当シリアスな告白を、激しいツービートと起伏の多いメロディ、それを彩る鉄壁のハーモニーによって「元気!」のサニーサイドにひっくり返す。そういう歌を彼らはずっと必要としてきた。たとえば私は、KENTAの笑顔がブレな...
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