NEWS 2021/12/17
JMS主催により2010年から開催されているライブイベント『REDLINE』のツアー『REDLINE TOUR 2021 WINTER supported by M』が、12月8日にZepp DiverCity(Tokyo)からスタートした。これまでも個性的なミュージシャンやバンドが多数出演してきた同イベントだが、今回はdustbox、TOTALFAT、KEYTALK、FOMAREというライブハウスを拠点に活動を続けてきた実力派たちが集結。ロック/パンク/メロコアをベースとした楽曲性という共通点はありながらも全く異なる世界観を有した4バンド、しかも東京、大阪、名古屋を巡る対バンツアーということで、初日となったこの日は平日にも関わらず、フロアはオーディエンスの熱気に満たされていた。 最初に登場したのは、4組の中では最年少のFOMARE。暗転した舞台の上に駆け込んできた3人は顔を見合わせ、「FOMAREが全部持っていきます、よろしくお願いします!」という、アマダシンスケ(Vo/Ba)による先輩たちへの宣戦布告ともとれる力強い宣言とともに一斉に音を鳴らし始める。MCもそこそこに、感情を爆発させる楽器隊、そして優しさと切なさが隣り合うような独特な響きを持つアマダのハスキーボイスが畳み掛けられる。しかし彼らのパフォーマンスは決して乱暴ではなく、豊かな表現力と「この日を迎えられて嬉しい」という純粋すぎるほどの喜びを湛えていた。さらに、この日は静かな冬の夜を想起させる新曲「雪あかり」まで披露。対バンという初見のオーディエンスもいるのが当たり前のイベントでいきなり新曲を投下し、歌と音だけで情景を想像させてしまうその底力からは、3人が持つ自分たちの音楽への確固たる自信が感じられた。 そんな頼もしい後輩の活躍を見届け、2番目に登場したのはTOTALFAT。「意外と初参加」とのShun(V...
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