WITHERFALL ニューアルバム

ロスアンゼルス発、ダーク・メロディック・メタルの急先鋒”ウィザーフォール”。美しいメロディーとスラッシーなギターリフで、静と動のコントラストを際立たせる彼らが2年ぶり3枚目となるアルバム『カース・オブ・オータム』を3月10日にリリースした。今作もテクニカルでメロディックな悲哀に満ちた音楽は健在、中心メンバーのジョセフ・マイケル(vo/key)とジェイク・ドレイヤー(g)がプロデュースを手掛け、強烈な進化を遂げた作品に仕上がった。 コロナ禍のロックダウンの中で作成された今作は、ハイスピード・メタル・ナンバーの「ザ・ラスト・スカー」「ジ・アザー・サイド・オブ・フィア」、キャッチーな「アズ・アイ・ライ・アウェイク」、15分にもおよぶ組曲「…アンド・ゼイ・オール・ブルー・アウェイ」、優しさに満ちたバラード「ザ・リヴァー」など個性溢れる楽曲が並ぶ。またボストンが1976年にリリースしたファースト・アルバム『幻想飛行』の収録曲「ロング・タイム」をアコースティック・ヴァージョンでカヴァー収録、彼らならではのアレンジが楽しめる。日本盤CDのボーナス・トラックには同曲のバンド・ヴァージョンも収録され、バンド・ヴァージョンによるスラッシーなアレンジが聴きどころだ。 ウィザーフォールは2013年にロサンゼルスで結成。しかし2016年デビュー・アルバム完成直前にメンバーが他界するという悲劇に見舞われる。しかし、バンドは前進することを選び、2017年自主制作でファースト・アルバム『ノクターンズ・アンド・レクイエムス』を発表するや話題を呼び、メジャー契約となる。2018年にはアメリカのメタルバンド“キャメロット”のサポートで初の日本公演も行い、日本でも認知度が上昇。2019年2月には、ダークなサウンドの中から「歌」が重く突き刺さってくるセカンド・アルバム『プレリュード・トゥ・ソロウ』をリリース。 パワ...

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